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2016.02.08 Monday

1年ぶりのWF

2月7日に開催されましたワンダーフェスティバル2016冬は無事終了いたしまして、毎度おなじみとなりました千葉の友人宅におじゃましてから帰るという定番パターンでAM1:00頃帰ってきました。
この度はご来場、そしてお買い上げいただいた皆様には厚く御礼申し上げます。

「今回こそ新作キット出す出す詐欺」でタイホされてもおかしくないここ数年のわたくしでございますが、今回もやはり新作は出せませんでした…やはり新作を待ち望んでおられるお客様も多くいらして(ホントお待たせ過ぎちゃってスイマセン)たくさんの叱咤激励をいただきまして「今度こそ出すぞ!」という思いを強く抱くに至った次第であります。次回こそは出す出す詐欺にならないようにしたい!目指せ有言実行シスターズ(←特撮好きな人ならわかるかな)。
ていうか、毎回イベント直後はホントにやる気満々になるんすよね。
「やっぱイベントはいいわ〜」と何度も言いながら帰ってくるのですが、これがなんで新作につながらないのか…少々考えてみました。

前回の夏WFは申し込み忘れ(したつもりだった)で出れず、毎年WF準備とかで遊べなかった真夏をこの際だから思い切り遊んでしまおう!と、キリギリス野郎の本領を発揮してカメラだのゲームだので堕落したあげくにゲーム脳で半ば廃人となったまま夏どころか秋も冬も過ごしてしまい、最近やっとゲーム脳から脱却できて「そろそろほとぼりも覚めたし創作意欲も湧いてきたぞ!」となりましたが、さすがにもう今回のWFには間に合わなかったので、せめてポリパテ原型くらいは展示しようかな〜と思った矢先に、先日発売されたドラゴンクエストビルダーズというゲームの体験版をプレイしてしまったのが運の尽き。
これは買いでしょ〜!となりまして、当日のAM3:00頃までやりこむというダメっぷりを遺憾なく発揮してしまいました(そのためにWF準備は前もって済ませておいた:笑)。
まぁ流石に薬物に手出すほど堕落はしてないにしても、このジャンキーな行動パターンは似たような気もなきにしもあらず。
これは海よりも深く反省すべきポイントでございます。
とりあえず、ドラゴンクエストビルダーズはとっとと早めにクリアして…これがダメか。
あぁ〜マッドウォッチ(出典:ドラえもん)が欲すい!あとタイムふろしきも。あ、やっぱもしもボックスが最強かな…なんて無駄に精力使ってキーボードカタカタやってるヒマがあったら創作セヨ!

ちなみにネタ切れしてるわけではなく、むしろ作りたいネタは何個も頭の中にあって悩ましいくらいなので、その辺はご安心くだちい。

前置き長くなりましたが、そんな感じで睡眠時間約2時間ほどで会場入りして設営(今年は雪降らなくてよかった〜)。
今回は忘れ物ないよな!と思いきや、忘れ物することだけは決して忘れないこのクソ脳みそ!
RSHシリーズの展示組み立てに使う+ドライバー忘れてやんの。
仕方なくお隣さんにお借りしました(感謝!)。
んでそのRSHシリーズ、今回は唯一の自前販売用のver.1.1に加え、初展示となるA3を持って行きました↓

ウィッグはver.1.1と同じようなショートボブにしようかと思ったのですが、訳あってノーカットのストレートロングになりました。
その訳とは、前回の人・形展で出してたRSHにもう一つあったショートボブウィッグをセットしてて、それが売れてしまったので1個しかなかったんすね〜。準備段階まで気づきませんでした(アホ)。
最初は以前自前でカットしたオカッパウィッグにしてみたんですが、試しに付けてみたこのストレートの方が似合う感じだったのでこれにしようと会場で決めたんですが、長いこと箱に入れっぱなしだったせいかサイドに変なウェーブがかかってました。
しかし安心めされよ。こんなこともあろうかと以前買っておいた携帯用ヘアアイロンがついに日の目を見ました!
マトモに使える温度になるまでに多少時間がかかりましたが、家で使ってる有線タイプのものと同じくらいのパワーで矯正できました。でももうちょい時間かけてスタイリングしたかった(開場時間が迫ってた)。
なのでいつも開場前に知り合いのブースを回る恒例行事もできませんでした。
てかやはり髪の生え際が見える分け方はウィッグだとダメっすね。ヅラ感出ちゃいます。塗装で生え際描いときゃよかったのかな。
でもまぁ当日このA3の評判はかなり良かったように思います。
ver.1.1も以前より好感触な声が多かったように思えるのですが、A3と比べるとやはりフェチ度というかマニア度の高い顔のようです(笑)。

そんなこんなでまたしてもたくさんの元気玉…じゃなくて創作意欲を皆様からいただきまして、満足感に浸りながら帰ってまいりました。

皆様に乾杯!
そして未来の自分へ告ぐ!次回こそは新作の発売、そして参加申し込み&入金を忘れないこと(笑)!
2015.08.02 Sunday

製品版A2

先日、RSH-A2の製品版サンプルが完成したとのことで、毎度おなじみとなりましたインチキカメラマンのお仕事に行ってきました。
今回のスタジオは今まで同様フレッシュスタジオさんのホワイトスタジオを選択。
小さい割には使える背景が多いスタジオでしたが、当日は撮影してるうちに疲れてしまってポージングや衣装に関しては、あまりバリエーション豊かに撮れませんでした(次回は気をつけます)。

さて、気になる製品版の出来ですが…けっこうイイ感じ↓

アルテの担当さんが中国工場へ依頼する際に、かなり念入りに細かく注文してくれたようです。
過去にアルテ用として作ったA1(奈々)は、ぼくの作った塗装見本とは全然違うキリリとしたまゆげになって印象がかなり変わってたのですが、今回は見本に忠実なまゆげになってます。
微妙〜に覗く歯はシリコン製ですがちゃんと装備されてました。
覗いてる部分だけの成形のようですが、別パーツ化してあります。
目元はやはり濃い目な印象ですが、以前ほどの違和感は感じません。
唇の塗装も薄く淡くしてくれたようで、かなりイイ感じに仕上がってるのがわかります。
まゆげは塗装ですが丁寧に描かれてます。
ちなみにぼくが作った塗装見本はこんな感じ↓

今見るともうちょい濃い目にメイクすりゃよかったような気もなきにしもあらず。

今回使用したボディは145cm小胸というやつ↓

ボディに比較して若干頭が小さい印象を受けましたが、完全に似合わないというほどではなく、ヌード状態でもそれほど違和感はありません(ヌード状態はアルテトキオさんのサイトに近いうちに掲載されると思います)。
等身的には恐らく132cmボディの方がしっくりくるサイズかと思います(でも132は造形が残念すぎるんだよな〜)。
このボディを作ってる原型師さん(中国の人)の癖なのか、一連のボディは上半身がかなり短いのに胸が異様に大きいので、衣装のトップスは短めで胸付近にゆとりある(胸の形が出にくい)デザインのものが合うように思います。
ボトムスは服のデザインにもよりますが、ぼくが揃えてるところではサイズ表記より大きめな印象なので、いつもワンサイズ小さめを選んでます。
ちなみに関節の自由度はそれほど高くないので、Tシャツ等のような前または後が開かないタイプの服は着られない場合があります(首周りが大きく開いてるデザインなら下から履かせて着られることもあり。キャミなんかは大丈夫)。
今回用意した衣装はトップスが140cmサイズ、ボトムスが130cmサイズで揃えましたが、やはりトップスは大きかったようで、背面をガムテで少し縛って小さくしています。
今回使用したボディは小胸というタイプでしたがそれでも全然大きく、服が不自然に膨らんで(突っ張って)見えてしまうので以前の撮影同様ビニール袋で縛って押さえ込みました(笑)。
毎度思うことですが、ボディもぼくが作りたい…もっと広い家だったらできるんだけどな〜。なんか悔しい。

全身写真は最初35mm(フルサイズ換算53mm相当)の標準レンズで撮影しましたが、16mm(フルサイズ換算24mm相当)の広角レンズで撮影した方がいい感じのバランスに見えました(前述の2枚)。
ちなみにこれが35mmレンズで撮影したもの↓

良く言えばモデルさんの卵みたいな等身に見えます。
そういえば今回からまたカメラが変わりました。
フジフイルムのX-T1というAPS-Cセンサーのミラーレスカメラです(遊びブログの方に購入の経緯あり)。
前回使用したパナソニックのGM1は暗い室内でもけっこうキレイに撮れてましたが↓

ホワイトバランスがまちまちだったり、照明がインバータ無しだとフリッカーが出やすかったり、暗所ノイズも出やすかったので現像の際にその辺を補正しなければなりませんでした。
X-T1はそういった欠点はほとんど感じられず、ほぼ補正無しで使えました(ダイナミックレンジの微調整くらい)。
ただレンズの特性なのか35mmも16mmも、絞り開放付近で撮影するとピントの合ってる部分の描写も若干ソフトフォーカスっぽく甘くなるのが気になりました(そういうもんなのかな?)。絞ればちゃんと解像感ある写真になります。

このウィッグはまだ発売されてないのかもしれませんが、アルテさんで扱う商品だそうです。
以前扱ってたものより上質になってます。ぼくが作例で使用してるシペラスのウィッグと同じような印象です。
サイズ的にはこのヘッドだと後頭部がけっこう余る感じです。まぁ撮影には支障ないのでそのままの状態で撮影しましたが。

というわけで製品版A2ヘッド(名称未定)のご紹介でした。
今回はかなり出来が良かったので、次のA3ヘッドの製品版もさらに期待できそうです。
2015.07.01 Wednesday

RSH-A3完成!完全版

前回は完成したとの記事でしたが、完成写真が失敗だったのでお知らせのみにとどめておりました(別にお知らせする必要なかったような気もする…)。
今回は完成写真を撮り直しまして、前々回から続く製作行程も交えつつ掲載いたします。

まずはちゃんと眼球パーツがくっついてる完成写真↓

なかなかいい顔になったかと思います。
今回は今までの顔からかなり印象を変えようとしたんですが、やっぱりクセというか作風というか、まだ自分の殻を破りきれてないな〜と思って過去のヘッドと見比べてみたら、意外と進化してるようにも思えました↓

向かって左から、初代RSHの小改修版「RSH ver.1.1」、アルテトキオさん用原型第1号「奈々」の原型「RSH-A1」、アルテ第2号だけどまだ製品化されてない「RSH-A2」。
ちなみにA1だけカメラがRX100のワイド端の写真しか無かった(しかもRAWデータも無いという…)ので、画角がちょっと違って頭でっかちに見えます(RX100のワイド端は他はフルサイズ換算で28mm、他は換算50mmのレンズ)。
照明の当て方も3種とも今回とは少し違うので、影の付き方もちょっと違うかも。
A2は頭のサイズが少し小さいので首下パーツが相対的に大きく見えます。首の角度も他とはなんか違うな…。
ウィッグもA2だけかなりショートで、他は同じウィッグ。
こうして見比べると今回のA3は「ハーフっぽくしよう」と作り始めたのが功を奏したのか、メリハリの効いた一般受けしそうな顔になったと思います。まぁ、ハーフっぽいかどうかは置いといて…。

ではここから製作工程の続きを掲載(毎度おなじみの作業ばかりですが)。
前々回の記事ラストでポリパテ原型が完成した段階となりまして、それをアルテさんの事務所まで持って行って胴体とのバランスを確認します↓

1:色がハチャメチャですが、大きさのバランスはまぁ大丈夫でしょうと判断。
2:しかし首穴の大きさがちょっと小さかったようで完全に入らない。これは改修です。

家に帰ってから原型の型取りと納品用原型の仕上げを進めます。
まずは唇のシワを彫刻↓

1:鉛筆で描いたラインに沿ってナイフでスジ彫り。
2:ペン型ヤスリでエッジを丸めます。
3:ペーパーでさらにエッジをなめらかに…とやってたら気泡のクソ野郎が出てきました。時間がかかるけどちゃんとポリパテで埋めます(瞬着とかで埋めると、ヤスリがけ時に硬度差によって微妙な段差ができて逆に面倒なことになることがあります)。
4:唇のシワ完成。

次に、さんざん切り貼りを繰り返してガタガタになった顔パーツの裏を整形します↓

1:ピカソの絵みたいにツギハギだらけです(笑)。
2:リューター&ダイヤモンドカッター(12mm径の円盤状で上面はまっ平らなのでこういう面切削時に非常に使えるんですが、そろそろ新調しようとネット検索しても径が小さいのばかりで全然見当たらない。なんで?)でガタガタ面を一定の厚みに整えます。
3:残った溝に指でポリパテを塗り込んでスムージング。
4:ペーパーかけてスベスベ仕上げ。

お次は首穴の拡大。
ちょうどいい大きさの丸いものがあるといいんだけどな〜と探したんですが、結局コレを使用↓

1:今までの首穴も同じポリカップなんですが、今回は少し径の大きいところにパテ盛り(前回は底周辺径を利用)。
2:今回はすでにある首穴パーツの穴部分を拡大しつつ、顔パーツや後頭部パーツとの接合部を変形させないようにしたいので、極力薄い輪っかを作ります。なんで薄くするのかというのは後ほど記述。

首穴パーツを加工します↓

1:後頭部パーツから剥がした状態。ちなみに首穴パーツにあいてる小さい穴はアルテボディに仮合わせするためのもの。
2:顔パーツに当たる部分の肉厚を極限まで薄くして、穴の枠も削ります。
3:先ほどポリカップに盛って作った薄い輪っかをあてがってみた状態。顔パーツに当たる部分の肉厚や輪っかを薄くしたのは、顔パーツに極力近い位置に穴の端を設置することで、穴径拡大によって頭が前に出るのを防ぐためです。

穴の位置が決定したら輪っかに底を追加します↓

1:シリコン板(型取り時に余ったシリコンをステンレス皿に流して作った)にポリパテを丸く盛って底面を作ります。
2:硬化した丸板に輪っかを接着。
3:できた拡大穴パーツを首穴パーツに接着。
4:荒削りでいらない部分を削除。ちなみに穴底位置は仮合わせで見た様子から以前より浅く設定しました。

首穴パーツの仕上げ↓

1:古い穴底を削除。
2:頭部に付けたら見えない裏側もキレイに整形しときます。なぜなら今後の製作で使えるポリパテ複製型を作るため。
3:後頭部パーツに合わせて外側も整形。
4:顔パーツに当たる部分は顔のバリエーションも考えて、あえて大きくはみ出させておきました。納品時にはみ出た部分を削ればいいだけなので、盛って整形するより楽になるはず。

完成した首穴パーツ↓

これは145cmボディ用ってことで今後も役立ってくれることでしょう。ちなみに今までの首穴パーツは132cm用でした(あれ?でも以前完成した奈々ヘッドは145cmにも使えたよな?工場の人が改修してくれたんだろか)。

今度は製品には直接関係ない、顔の型取り。
関係ないとは言っても、一応塗装見本も1個納品してるし、今後のベースにも使えるので全く意味が無いわけではありません。なにより自分が欲しいってのが一番の理由ですが(笑)↓

1:全体にある程度の厚みでサフ吹きした状態。多少厚塗りしないと凸凹処理できません。
2:ペーパーがけしたらやっぱり微細な凸凹が登場。この後、塗り&研磨を何度か繰り返して凸凹を消します。
3:いつも唇と鼻先はツヤを出していますが、これはツヤ出し前の状態。ツヤ無し肌部分は程よい梨地仕上げになります。
4:ツヤ出し後。唇は細かい番手のペーパーをかけて梨地を消してから指でゴシゴシ。鼻先はペーパーかけずにそのまま指ゴシ。鼻筋も薄っすらこすって微妙なツヤ出し。

早速顔パーツの型取り↓

1:目の穴は余ったポリパテを古い眼球型に詰めて作った半球を粘土でくっつけてます。口の穴はそのまま粘土埋め。
2:今回も大活躍のジャンクシリコン。これで数百gは節約できます。
3:顔表型が硬化した後の状態。湯口は過去のものと全く同じパターン。シリコンも節約できて気泡もほぼ入りません。

顔裏の型取り↓

1:顔裏のような大きく凹んだ形状の場合、型も凹んだ形じゃないと成形物が抜けなくなるので、過去の型で使ってる裏打ち材を流用。裏打ち材のスキマからシリコンを流し込みます。
2:凹んだ型ができました。裏打ち材も全く同じ形状ならそのまま使えるんですが、枠の形状や湯口の位置が微妙に違うので新たに作ります。
3:今使った裏打ち材の先端に粘土を盛って型の穴より一回り小さい凸型を作ります。
4:それをセットしてレジンを流し込んで裏打ち材完成。丸い粘土部分は耳の湯口部分。こうしておけば後でドリルの穴あけの必要が無くなります。角にある丸いブツブツ穴は裏打ち材の凸型を浮かしてセットする際に使ったブロックの跡。
5:前回もこれで苦労したのにすっかり忘れてました。ブロックにレジンがガッチリ食いついて剥がすのに一苦労。毎回マスキングテープを壁面全域に貼っているのですが、最上部まで貼ってなかった…。

これで型完成〜と思いきや裏打ち材が一部薄すぎて穴ができちゃいました↓

1:粘土の凸型が長過ぎたようです。
2:でも補修は楽々。型に裏打ち材をセットしてレジンを適量流し込むだけ。
3:裏打ち材はエッジをヤスリで丸めて、クランプ時に輪ゴムが傷まないようにしておきます。
4:これで顔パーツ型完成〜。塗装見本の他に次回作のベースにも使えます。

次は納品用原型の製作↓

1:首穴パーツを型取り。前述にもありますが、これも型取りしておけば以降の納品原型を作る時に楽できます。
2:やはりジャンクシリコンで節約。ジャンクシリコンの形状も考えて投入すれば節約効率アップ(写真は位置決めで置いた状態で、シリコン流し込み時には取り出して後からこの配置で投入します。でないと気泡入っちゃう)。
3:納品用原型は目と口の穴を塞いでおきます(パーティングラインをこちらで決める意味も兼ねて)。口の穴はパーティングラインが極力奥になるようにしてますが、はたして工場の人はこの意図を理解してくれるだろうか…。
4:頭部3パーツを全て合体。繋ぎ目も消してサフ処理して納品〜!
…といきたいとこですが、原型だけではなく塗装見本も納品しないと完全にフィニッシュということにはなりません。

というわけで塗装見本の製作開始↓

1:先ほど完成した型で複製したレジン顔パーツ。ちなみに上の歯パーツは過去の記事「積もり積もった話」で作った型から、下の歯はこの等身大ヘッドの大元であるTSMの型から複製。
2:撮影用とワンフェス等のイベント展示用として、後頭部&首下パーツともキレイにくっつくように加工。

バリ取りやパーティングライン消しで出た削りカスを掃除してから塗装開始↓

1:ほんのり赤い部分の着色。唇以外はクリアーレッドをティッシュポンポン法にて。唇は面相筆。
2:肌の霜降り塗装。これもティッシュポンポン法。塗料は独自調色したクリアー肌色。手っ取り早く着色したいからといって濃い目の塗料を使うと染まりと定着が強く、うすめ液によるボカしが効かなくなったりするので要注意(自前生産のレジンだと染まりやすいみたいです。複製業者さんのレジンだと染まりにくいのでそこまでシビアではない)。
3:水彩色鉛筆でまゆげを描きます。
4:それをうすめ液でボカしたりを繰り返してまゆげを完成。まつげも同じように。最後にまゆげと目周辺に薄っすらブラックを吹いてますが、茶色をもうちょい濃い目に吹いた方が良かったかも(この塗装は今回が初)。

仕上げはまつげ↓

1:まつげベースが入る溝をリューターで彫ります。溝が無いと接着力が不安なので。
2:100均つけまを5mm幅くらいに切断して(つながったままだと長い&難しい)シリコン系接着剤(スーパーX)で接着。
写真を撮り忘れましたが歯も一応塗装してます。といっても薄めたクリアーレッドを面相筆でワシャワシャ〜ってやっただけ。
あと、毎回使ってた100均つけまが最近どこ行っても売ってなくて、今回は少し毛が長い(長いか短いかのどちらかしかない。今まで使ってたのは下まつげ用なんだけどちょうどいい長さだった)のを目尻側と目頭側を逆転させて使用。今度ネットでいいの探しとこ。

同時に納品用塗装見本も製作↓

こちらは中国工場っぽい濃い目のメイクを施してみました(まゆげがちょっと歪んだ…)。
つけまも心置きなく長いやつをそのまま使用(納品しない方のつけまと同じものです)。眼球は市販のドールアイです。
今思えば唇ももうちょい濃くても良かったかも。
はたして量産型はどんな仕上がりになってくるでしょうか。
ちなみに現在向こうの工場はけっこう忙しいらしく、原型納品してもなかなか時間がかかるようです(A2もまだできてないし)。

展示台に取り付けるステーも装備↓

初代のRSHは何かと便利なエーモン鉄ステーでしたが、鉄なので柔らかく、剛性を確保するために頭の両サイドに橋渡しのようにして固定してました。
しかしこれは角度の調整が非常にシビア(少しでも無理な力がかかってると頭が歪む)だったので、現在はステンレスステーを片持ちで固定しています。ステンは硬くて切削&曲げが大変ですが、超シビアな角度調整より楽。

というわけでやっとA3完成となりました。めでたしめでたし。
冒頭とは違う角度の写真↓


アップ↓

スクリーンセーバー照明(笑)。元が真緑とか真っ青だったので、色味をかなりいじくりました↓

向かって左の方はシャドウ部をかなり明るくして、肌も青白くしたせいか、ちょっとハーフっぽさがアップしたように見えます(悪あがき)。
逆に右の方はコントラストと肌の黄味を強めにしたので日本人っぽさが強くなってるように見えます。
あとこの2枚は色味の他にもノイズとか粒子の粗さなんかも足してます。ま、どうでもいいか。

さぁあとは半年近く放ったらかしのトリブレインサイトを更新しなくては…。
2015.06.29 Monday

RSH-A3完成!しかし…

やっと完成しました、RSH-A3。
ホントは去年の年末に納品する予定でしたが、慌てて作って完成させてみたら全然ダメダメだったので一から作り直しました。
今度はじっくり時間かけたので、自分で言うのもなんですがかなりいい出来になったと思います。
本来ならここから製作工程と完成状態の写真をたくさん掲載したいとこですが、先ほど約3時間かけて完成写真を撮影して、終わってから右目が剥がれかけて微妙〜に目線が左右でズレていたことが発覚。両面テープのアホ!やっぱハムスターねりゴム(香り付きの子ども用練り消しみたいなもの。消しゴム用途にはほとんど使えないので「ねりゴム」という名称になってる)で固定しときゃよかった〜(笑)。
ウィッグも変に形が付いてたのでヘアアイロンで直して照明もあーだこーだと変えながら77枚も撮ったのに〜。
まぁ言わなきゃわかんないようにも思えるんですが、やっぱりよ〜く見ると目線が左右でズレてるのがわかっちゃうので明日もう一度撮り直ししてから掲載いたします。

でも写真1枚も無いのもなんなので、一応比較的マトモに見える写真を掲載しときます↓

よ〜く見ると右目が少し上に向いてるように見えます。
ちなみにこれは前回の記事でスクリーンセーバーの明かりだけで撮影したのが意外とカッコよかったので、今度はカメラを替えて三脚使って撮影したもの。
現像時にホワイトバランス調整したり周辺を暗くしたりしてます。

前回の写真はSONYのTX-1というかなり古いコンデジを手持ちで撮影したんですが、特になにも設定せずに気軽に撮れました。
今回使ったのはパナソニックのGM-1というレンズ交換式ミラーレスカメラですが、最初TX-1と同じようにいい感じの手ブレ感を出そうと手持ちで撮ったら、かなりシャッタースピードが遅くなって(30秒)ブレまくってしまいました(ちなみに絞り優先モードF5.6)。
まぁ手ブレ補正機能が無いレンズだったということもあるんですが、やっぱりコンデジって誰でも気軽にそこそこ上手く撮れるようにできてるんすね〜。
でもやっぱり趣味要素が高まるとセンサーが大きいレンズ交換式カメラが欲しくなるわけです。
その内フルサイズ機も欲しくなるんだろうな〜。ていうかすでに欲しい。
2015.06.04 Thursday

ポリパテ段階完了かな?

引き続きRSH-A3の製作記事です。
やっと納得いく顔になりました。

これは恒例のフォトショップによる擬似着色なので、ホントはまだポリパテの黄色い顔です↓

というわけでこれより、この形に至るまでの道のりを記載します。

前回クレイ造形が終わって、ここからポリパテに置き換えての作業となります。
その前にクレイ原型の裏側がボコボコなのでキレイにしときます↓

1:このまま型取りしてもさほど問題ないんですが、ポリパテ化した後で結局キレイにすることを考えたら今のうちにやっといた方がいいかなと。
2:スムージング完了。ポリパテでやるより遥かに簡単ですが、ヤスリがけしたようなスベスベ面にするのは面倒なので大雑把。

毎度おなじみ型取り作業↓

1:粘土埋め。量産型じゃないのでそんなにシビアにしなくても大丈夫なんですが、シリコン漏れの原因になるスキマは厳禁。
2:流し込み(写真は途中の状態)。今回もジャンクシリコン使って節約しました。
3:ポリパテ置き換え型完成。そしてポリパテ化も完了。

さて、この顔を頭部パーツに合体させるわけですが、頭部パーツは昨年末に慌てて完成させたボツA3ヘッド(前々回の記事参照)を流用します↓

1:保管してても意味ないので思い切りカットオフ。
2:新しい顔を合わせてみると…けっこう細いな…。

細い顔に輪郭を合わせる作業↓

1:ズレの大きい箇所を切り抜きまして
2:顔に合わせて接着。
3:平滑化に必要ない部分を削って
4:ポリパテ盛って整形。あれ…なんか頭でっかち…というか目が中央に寄り過ぎてるのかな?

というわけで目の位置を改修します↓

1:なんか過去にも見たような写真…デジャヴかと思いきや、実際に何度も同じことやってるんすよね〜(笑)。
2:少し外に寄せると同時に面長さを軽減させるために下にもズラして接着。
3:ポリパテ盛って整形したものの、今度は目と鼻の位置が近すぎるように思えたので
4:鼻と口を下に下げました。
ここで「クレイ原型は輪郭も含めて作らなきゃダメだな」って教訓を学びました(ケチったのが敗因)。
どうしても顔だけで造形すると、輪郭(頭蓋骨)の大きさや形があやふやなまま進めちゃうので、顔のスケール感が狂っちゃうんだと思います。

顔の位置はほぼ確定ってことで各部を煮詰めていきます↓

1:切断した溝を埋めるのと同時におでこや頬、こめかみ上のボリュームもアップ。
2:一旦ヤスリで整形したものの、まだ形が悪いので再度ポリパテ盛り。
3:鼻筋、小鼻、口の横、上唇の調整。
4:まだ決まらない…とあれこれ盛ったり削ったりしてると、ふと顔位置が歪んでることに気が付きました。上から見ると赤矢印の方向に引っ張られる感じに歪んでます。

もはやパテ盛り&削りだけでは修正できなそうなので、このような状態に↓

1:イカリングみたいにカット。
2:真ん中パーツの左側頭部(赤矢印部分)を少し短縮。すると顔が左に向いてしまうので顔の右側の接着ラインを削ってバランス取り。要するに顔だけ角度を変えずに左にスライドさせるイメージ(青矢印)。

輪切り跡を埋めた後に横から観察したら、今度はおでこのボリュームが少なすぎる気がしたのでこのように加工↓

1:加工前の状態。おでこがあっさりし過ぎ。
2:パテ盛りだけで済ますと裏を削るのが大変になりそう(理想的な厚みがわからなくなる←レジン化の際の強度・節約に関する)なので恒例の切り貼り作戦で形状変更させます。
3:切り抜いたおでこパーツをこのように分断して配置。
4:横から見るとこんな感じ。

パテ盛り整形↓

1:大雑把に整形した状態。横からみた感じではそんなに違和感ないんですが…
2:前から見ると、あれ!まゆげ周辺の凹凸が無くなっちゃった!ちょっと膨らませすぎたか。
3:なので再度切開。おでこを少し後退させます。
4:パテ盛り。盛りの段階である程度形作っておくと削りが楽です。

おでこの造形と平行して、眼球パーツの受け部分も製作開始↓

1:25mm握り玉(ゲーセン筐体のレバーの先っちょ。モノタロウで購入)に離型剤塗って、パテ盛りした目の穴裏に押し付けて受け部分を作ります。
2:ところが!眼球位置が低すぎた〜(硬化するまで気づかず)。
3:せっかく作った受け部分の上半分を削って、下に眼球移動分のスペーサーになるジャンクポリパテの角材を接着(赤矢印)。

で、またポリパテ盛って握り玉をセットしたんですが、今度は左目だけ位置がイマイチだったのでまたまた修正↓

1:左目だけまだ低い感じだったので、また上を削って下にスペーサー。
2:同時に後頭部パーツとの合いを確認すると、アゴ周辺が全然合わない。
「あれ?同じヘッドの後頭部だと思ったんだけど…」としばし考えると、この顔の輪郭に使用したボツA3は無印RSHがベースになっており、この後頭部パーツはボツA3の後に製作したRSH ver.1.1(無印RSHのアゴ周辺をシェイプアップさせたもの)のものなので、アゴ周辺が合わなくなっているのでした…って文章にするとややこしいけど重要な話ではありません。
そんなわけでこの顔パーツも、RSH ver.1.1製作時とほとんど同じような加工を施して後頭部パーツに合うようにしました。

さて、左目位置はどうなったかというと↓

1:あ〜!今度は微妙に上過ぎ&後ろにも行き過ぎてる〜。斜め上から見るとよくわかります。
2:横方向から右目と比較。完全に角度が合ってません。
3:再再度やり直し。

んでどうなったかというと↓

1:うが〜!今度は外側に行き過ぎた〜!
2:今度は内側へ移動させます…これ何回やりゃいいんだ?
3:今度は念入りに確認。つっても目の穴の形状が確定してないから正しい位置は正確にはわからない。
なので、今度は眼球受けを作ったら目の穴形状を確定させてから、目全体を位置調整することにしました。

最初っからこうしてりゃよかったような…↓

1:目の穴形状をある程度右目と同じような感じに整形したら例のごとく分断。
2:あれこれ位置を模索して見つけた正しい(と思われる)位置・角度に接着。目頭位置はほぼ変えずに目尻を若干タレさせて、前に出す感じにしました。
3:眼球位置はこれでよし(って言っとかないと終わらない)ですが、目の形をあーだこーだといじくってたので、二重ラインも合わなくなってしまい、結局埋めて最初から彫り直し。クレイ造形の意味って…。

目の形をチマチマいじってる内に「目の下の膨らみが大げさだな」と思えてきたので改修↓

1:赤矢印が削り始めたところ。
2:膨らみをかなり小さくしました。ついでに目の形も微妙に変えてパッチリ度がアップしました。

細々とした箇所を微調整、そして二重の再構築↓

1:幾度もの改修によって上まぶたの形が少々いびつ(眼球に沿ってない)になってたので盛り直し。
2:ナイフとペン型ヤスリで二重構築。

やっと目ができた〜とあれこれ観察してると、今度は顔の両側面バランスがおかしいということを発見。
同時にまだ面長すぎる気もするので、これも一緒に改修開始↓

1:目からほお骨までの距離が微妙におかしい。人体の左右非対称というレベルからも逸脱してるように感じます。
2:切り貼りは面倒なので盛り&削りだけでできぬものかとトライ。これはバランス取りと面長さ軽減も兼ねた盛り。
3:微調整。
4:よく見たら鼻筋も左右バランスがおかしかったので修正盛り。頬の盛りはこれまた面長さ軽減(顔幅を増やす)を狙ってのもの。

ポリパテ硬化後に整形したものの、結局両側面の傾き角度(もしくは顔の位置)がおかしいようなので切り貼り↓

1:ホントは後頭部パーツから歪んでるのですが、そこを改修するとまた後頭部パーツの改修&型取りもしなくちゃいけなくなるので、時間的なことも考慮して顔パーツの改修だけで対応させます。
2:下から見ると左右側面の傾きが全然違うのがわかります(青矢印)。これを解消するために、顔を右にズラして盛り&削りで整形しようという算段。
3:頭頂部付近はこれ以上歪ませたくない(頭部の上下で違う歪みが発生している)のでほぼ同じ位置で固定(赤矢印部分が支点になってる感じ)。

いよいよ完成が見えてきました↓

1:左側面の盛りはこんな感じ。ほお骨とアゴのエラ部分の造形も兼ねての盛りです。
2:右側面の盛り。この面は元々ボリュームがあったので盛りは少なめで、元の形状を活かして整形します。
3:スムージングのヤスリがけでは必ずと言っていいほど気泡が現れます。パテを指ですり込んで抹殺。
4:各部整形、スムージングが終わりました。側面から後頭部にかけての左右バランスは若干まだ歪みが残ってますが、ウィッグかぶせたらわからなくなるレベルだし、あまり時間もかけてられないのでこれでOK!(笑)

ここでボロウィッグかぶせて擬似着色テスト↓

おぉ〜!なかなかいいんでないの?
あれ、でもなんかまだ鼻筋が太すぎるように見えるな…というわけで改修↓

1:鼻筋を細くする削り。でも鼻頭はそのままの大きさを維持。
2〜4:フィニ〜ッシュ!だと思います。

ライティングを違う方向で撮影↓

1:いい感じ。今回もライティングや見る角度によって表情が違うように見える能面効果を意識しました。
2:そういえば歯の位置をクレイの時より下に下げてます(工程写真忘れ)。

目線を変える途中でたまたまなった寄り目↓

意外と愛嬌あっていい感じ(寄り目の目線に合わせたのでドアップ)。
しかし、最初「(西洋人との)ハーフっぽく」って始めたんですが、これハーフっぽいかねえ?
やっぱりまだ自分のクセというか、まぁ好みも影響してるんだと思いますが、ガイジン顔には程遠いですな。
でも可愛い顔になったから全然いいけど。
ちなみに今回の顔造形では、若手ハーフモデルさんの写真をメインに、口元は別の人の形状を参考にしましたが、幸か不幸かやっぱりどちらにも似てません(そっくりには作れないんだよな〜。似顔絵も苦手)。

フィギュア製作業を始めた頃からしばらくはモデルを参考にはせずに、ほとんど自分で描いたイラスト(要するに頭の中のイメージ)だけで造形してましたが、やっぱりリアリティを追求していくと、ある程度実物を参考にした方が自分の頭の中にない新しい発見なんかもあったりして、結果いい造形になってるように思います。
でもなんで「そっくり」にできないんだろ?
やっぱり要所要所で無意識に好みとかデフォルメ入れちゃってるのかな。
…まぁ肖像権や著作権に抵触せずにリアルに作れるってのはラッキーとも思えますが(笑)。

最後に照明をパソコンモニター(スクリーンセーバー)の明かりだけで撮影した写真↓

手ブレも相まって妙に生々しい雰囲気になりましたので擬似着色してみました↓

擬似着色って楽しい〜。最近カメラにハマッてるのでなおさら。
ちなみに例の年齢性別自動判別サイト(How Old Do I Look?)にかけたら鼻筋太い状態の着色写真で13〜17歳、鼻筋改修後の着色写真で6〜8歳、寄り目写真だと35歳って出ました(もちろん全部女性判定)。しかしどういう判断基準なのかいまだ謎。

さあ後は型取りしてレジン化、原型は納品、これで今年の夏はバイク三昧!今年の夏は少雨熱望!…その後で1/6新作ですな。
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