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2017.07.24 Monday

商品量産中

ここ数日は比較的涼しくて冷房の必要が無くて助かります。

さて、7月30日開催のワンフェスで発売する新型1/6ヘッドですが、只今量産真っ最中でございます↓

今回はテスト販売の意味も込めて自前量産です。

自前生産といえば、時々発現する色ムラ現象(レジンの色がまだらになる)というのがありまして、過去の自前生産キットであるひなたのひなちゃん以前のキットでは、もしかしたらこうした症状が発現しているものもあったかも…というか実際ありました。

この症状が発覚したのはアスカとレイのキットの完成品制作依頼を受けた時でした。

レイの肌色パーツ(顔)に思いっきりレジンが流れた跡そのままのムラが…普通こんなムラが出ていたらすぐわかるので、キット梱包時にはこんなパーツはNGにするはずなんですが、なぜなのか…といろいろ調べると、型から抜いた直後からしばらくは何も問題ないようでも、恐らく揮発成分が抜けきった頃に発現するのではなかろうかということで、上記過去の自前量産キットでは販売後に症状が出ているものもあったと推測されます(そういうキットを買ってしまったお客様にはなんとお詫びしてよいやら…)。

 

それで、この完成品ご依頼キットのクソ色ムラ現象を解決する方法として考えたのが「昔の型を使って改めてパーツを複製する」ということだったんですが、これが何度やっても色ムラが出るという悪夢のような仕打ち。

その型を調べると表面が硬く茶色に変質・変色していました。

それで当時のぼくは「恐らく型表面が硬化したことによって熱伝導効率が極端に変化して、レジンの硬化に何らかの異常を与えたのではないか」ということで、肌色パーツは新たに型を作り直してパーツを複製して解決させました。

型から抜いて完成まで何日か経ってもムラは出なかったので、恐らくこの完成品は大丈夫だと思いますが、つい先日この色ムラに関する新たな情報をつかみました。

なんと、型を40〜50℃くらいに加熱してから注型すればこのクソ現象は起きないとのこと。

なにそれ〜!全く逆に冷やした方がいいのかと思ってた。

過去のエヴァ2体は売れ行きが良くて1個の型で200個近く抜いたのですが、最初の頃に抜いたもの(展示見本)は今もムラがほとんど出ていないことを考えると、何個も連続で抜いて加熱した型の方が悪影響出そうな気がしたんですが…いったいどういう理屈なのか。

 

とにかく今回のワンフェスで売る1/6ヘッドはこのクソ色ムラ現象を絶対に起こしてはならないので、信憑性が高そうな型加熱法を採用してみることにしました。

とはいえ、どうやって40〜50℃に加熱するのかとしばらく考えました。

すぐ思いつくのは定温庫ですが、これはいくら検索しても業務用の何万〜何十万円のものばかりしか出てこないので、他の方法を探ります。

いろんなワードで検索してると「冷温庫」というものを発見。

見てみると小さなポータブル冷蔵庫みたいなもので、仕組みはペルチェ素子を使ったものなので室温に左右されるらしく、レビューを見てみるとあまりいいものではなさそう。あまり高温にもできなそうなのでこれは無し。

次に思いついたのがプラモの塗装用としてバカ売れしているという食器乾燥機。

値段も数千円で買えるのですが、けっこうデカい上に温度も一定にはできない。

ぼくの部屋はアポロ宇宙船内のような狭さなのであまりデカいものは置きたくないし、温度を一定に保てないのも難あり。

そんなこんなで最終的に行き着いたのがヨーグルトメーカー↓

温度調節は25〜70℃で固定可能で、大きさもそれほどデカくもなく、かといって小さすぎて型が入らないというほどでもない。

お値段は送料無料で10,800円とそれほど高価ではなくて一安心。

中にはフタ付きプラ容器もセットできて他の用途にも使えそう(いやだからヨーグルトメーカーなんだってば)。

時間もあまり無いので早速ポチって昨日(22日)到着。

いざ使ってみると内部は数分でかなりの温度まで上昇して、長々待つ必要もありませんでした。

とはいえ型の中まで加熱できないとダメなので、型を入れてから飯でも食って1時間くらい経って中に手を入れてみると見事にホッカホカに加熱されていました↓

ヘッド型がちょうどいいサイズ(豆腐じゃないよ)。

今度から小物はなるべくこの容器に入るサイズで型作りしよう。

ちなみに写真に写っる内部容器のサイズは約13cm径で深さは内部容器のフタを取って外フタを閉めた場合は13.4cmくらい。

内部容器を無くせば径は5mmくらい増加しますが底面は発熱せず、底面中央にある突起によって内部容器が宙に浮いて底面にも加熱された空気が行きわたるようになっているので、内部容器を入れた方が全面を加熱させることができるようです。

 

というわけで、現在このシステムで鋭意量産中です。

ちなみに今回発売する1/6ヘッドは、過去の記事にある「文鳥ヘッド4型」となります。

キット内容としては、ゴムのグロメット(サイドに溝の付いたドーナツみたいなパーツ)がハマるように作ってあるので、多少ボディ側のジョイントの太さが違ってもしっかり取り付けできるように考慮しました。

もちろん商品にはグロメットも付属します。

さらに些細なことですが、顔表面は細かい梨地仕上げで、鼻筋と唇には若干のツヤを出しているので、厚塗り塗装をしなければこのままリアルな質感が表現されるかと思います↓

これは型取り前の原型の写真です。鼻筋と唇のツヤがわかるかと思います。

 

過去の記事で作った試作ヘッドですが、オビツ24ボディに付けた状態はこんな感じです↓

大きさのバランスはちょうどいい感じになったかと思います。

それにしてもこの24ボディ、昔のオビツボディと比べるとすっごくイイ造形になりましたね〜。

このヘッドは過去の記事で制作した試作品なので首の穴はワンオフ制作ですが、今回発売するキットも同じような位置に取り付けることができます。

後日またキットを使った完成見本ができましたら記事をアップする予定ですので、制作過程等の詳細はまたその時にでも。

 

最後にもひとつ、新型ヘッドをもう一個製作中です↓

口の中に歯が入るタイプになります(半開きな口にする予定)。

でもこれはさすがに間に合わないかな〜。

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