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2016.11.18 Friday

再発見!ニッポンの立体

先日11月13日に「再発見!ニッポンの立体」展の設営チェックをしに静岡県立美術館へ行ってきました。

↑道中の富士山。

以前の記事にも書いてある通り、9月に父の介護から開放されたこともあって、今回は超久しぶりに一泊して翌14日の開会式にも出席することにしました(招待状もいただいてたので)。

以前「美少女の美術史」展の設営時にはバイクの日帰りツーリングがてらに立ち寄った静岡県立美術館ですが、今回は車でカメラのレンズも数本持っていき、空いてる時間にいろいろな場所で撮影するという、公私混同っぷりは相変わらず発揮しております。

 

まぁ行きは約束の時間があるので寄り道せずに国道で直行(高速使わなくても4時間ほどで到着)。

そして早速設営作業中の美術館内へ↓

いや〜相変わらずデカくてキレイな所だ…。

上記写真でのぼくの作品は、手前の「RSH ver1.1」と、その奥の「メイ(オリジナル版)」「メイ ver.1.1(橙)」、さらに奥の壁際のショウケース内に「メイ ver.1.1(緑)」「あかねちゃんとアヒルちゃん」があります。

心配していたRSHのウィッグは、この時のために新造した運搬箱のおかげでほとんど乱れておらず、チョイチョイと整えるだけで終了〜。

奥のショウケースはこんな感じ↓

奥にはガイアノーツさんのオリジナルキャラ「ノーツちゃん」のフィギュアと、その向こうに「美少女の美術史」展で製作されたアニメ「女生徒」の1/35スケールフィギュアがあります(あかねちゃんの頭で隠れちゃった)。

このショウケースの横にはこのような展示があります↓

立体物の元になったイラストです。

この展覧会は、日本の長い歴史の中で作られた立体物(なんと縄文時代のものもある)について、いろいろな角度から考察した展示が各所でそれぞれテーマが考えられており、このイラストもフィギュアと2次元との関連性の面白さを説くための展示に使用されています。

 

RSH ver.1.1の横にあるメイ2種↓

ちょっと見切れちゃってますが、音声ガイドなんてのもあるんすね〜。聞くの忘れてた…。

壁際ショウケース側からRSHの方を見た図↓

これは設営時の状態なので、期間中はRSHやメイのところにもアクリルケースがかぶせられます。

著名な方々の作品に囲まれて光栄でございます。

 

そしてRSH-A3は少し離れた所に展示されています↓

…休憩中の所スイマセ〜…あれ!これも作品だった!(まじで最初ここに入った時、人がいると思った)

この手前の3人組は、マネキン製作会社の方々が1971年に作られた「仲間」というタイトルの作品です。

このマネキン製作会社「グループ七彩」さんは、実はぼくも以前から「カッコイイマネキンだな〜こういうの作りたい」と憧れてRSHの前身であるTSMを作ってみたものの、全然七彩さん作品の足元にも及ばなかったという、ぼくの中で勝手に師匠認定している存在であります。

さすが70年代製作だけあって、ファッションが当時そのものなとこがまたたまりません。

ちなみに左の男性が着てるシャツは米軍の初期型ファティーグ(ベトナム戦争初期の野戦服)でありまして、軍用装備マニアならけっこうな価値を感じる一品でもあります(笑)。

にしてもやっぱ凄いデッサン力だな〜。右の男性なんてホント惚れ惚れするほどのリアルな佇まいを感じます。

ぼくもいつか全身像作ってみたい…。

…あ、RSH-A3はその奥のガラスケース内に鎮座しております↓

こちらもほとんど髪型調整する必要ありませんでした。運搬箱作った過去のオレ様ナイス。

そういえばRSHの2体は照明の明るさや角度を少し調整してもらいました。

一般家庭ではLEDが一般的になって久しいですが、美術館の照明となると、作品に悪影響を及ぼさないようにいろいろ研究されている段階(一部で使われ始めたようです)で、まだ白熱電球が一般的だそうです。

やはりLEDの光って影とのコントラストがクッキリしすぎてるというか、光が鋭いというか、白熱電球とはなんか違うんすよね。

 

そんなわけで、設営チェックはあっさり終了(今回は時間にゆとりが有り余ってるから一通り見て回りました。設営中だからガラス越しじゃないのもあったりして贅沢〜)。

ではホテルを探しますか、と前日に調べといた安いビジホに飛び込みチェックイン↓

今までのように急いで家に帰る必要もなく、明日の開会式は15時からなので、異様にフリーな時間が訪れました。

とりあえず窓からの風景を撮影(黒い縦の影は窓ガラスの金網)↓

そういや翌日はスーパームーンだったなと、一応月を見てみるとけっこうキレイに出てたので、1日早いけど300mmレンズで撮影してみることに。

せっかくこんなクソ重たいレンズ持ってきたんだから使わない手はありません。クシャナ殿下風に言えば「今使わずにいつ使うのだ!」というやつです↓

お〜なかなかよく撮れたんではないでしょうか。ついでに富士山も撮ってみよう↓

ん〜ちょっとコントラスト弱いけどこんなもんなのかな?

 

んじゃ次はやはり飯でしょうとなりまして、こりゃ〜静岡駅周辺をブラつくしかないっしょ、と歩いてぶらり出発。

旅先で乗り物置いて歩いてブラつくなんて、なんかものすごく久しぶりな気がします(ソロなら二十数年ぶりくらいだと思う)。

繁華街の方へ向かっている途中で小さなカメラ屋さんを発見。

外から店の奥をチラッと見るとなんか古いカメラっぽいのがある!ってんで吸い寄せられるように入店。

やはりありましたライカだのニコンだのキヤノンだののフィルムカメラが。

でもさすがにここで何万もの買い物するわけにもいかず(それほど欲しいってものも無かったのも幸い)冷やかしになっちゃって悪いなぁと思いつつさらに奥の方に行ってみると、その内買おうと思ってたFE2に使えるアングルファインダーDR-3があるではないか。程度はよさそうだけど値札が無いので「安かったら買おう」と思って店のおじさん(60代くらい?)に聞いてみると「あれ〜?」と置いてあった棚をガサガサして値札を発見。5,000円でした。

ネットで探せば3,000円代がゴロゴロしているので「う〜んすいません、ネットだと3,000円くらいであるんで」と断ろうとしたらおじさんはすかさず「負けようか?」と不敵な笑みを浮かべ「4,500円なら?」と提案。でもやっぱ高いと思ったので「いや〜スイマセ〜ン」と諦めかけたら「じゃ3,500円!」とグイグイ来るおじさん。

ネットで送料込みで考えりゃ同等か?という値段設定。人の良さそうなおじさんの人柄にも免じて購入〜!

…旅先で何買ってんだか。でもまぁその後じっくり見てみましたが程度は極上だったのでいい買い物でした。

カメラ屋さんを出てから私鉄の駅ビルに入ってブラブラ。

すると中には懐かしの東急ハンズ(フィギュアやる前に働いてたとこ)があって懐かしついでにブラブラしてたら、妙に可愛いヒヨコのぬいぐるみを発見。900円。なぜか買ってしまいました(笑)。旅先で何買ってんだか2。

で、夕食もその駅ビルで食べようかと思ったんですが、御食事処はどこもけっこう混んでて(日曜の夜だし)この後早いとこカメラ持って夜の街撮影しに行きたかったので、駅ビルを出て手っ取り早くケンタッキーとコンビニのサラダとか買い込んでホテルで食す(旅の風情ゼロ)。

 

で、いよいよこの旅のもう一つの目的である街ブラ撮影(いつの間にそんな目的が)を決行…と言いたいところですが、このブログ、写真は300MB以下じゃないと大きく載せられず(有料ならデカくできるらしい)かなり圧縮しないと大きい写真がアップできない。

普段掲載してるフィギュアの写真程度なら画像データの情報量が少ないためか、大きな写真でも少しの圧縮で300MB以下にできるのに、街中や風景写真を同じような大きさでアップしようとして300MB以下まで圧縮すると、かなり圧縮せざるを得なくなり、せっかくの高解像度写真がモロモロの圧縮ノイズで台無しになってしまうので、遊びの範疇である街ブラ等の仕事以外の写真は遊び事ブログ「自己満モータース」に掲載します。

…というわけで「夜の街ブラ・翌日の開会式までの暇つぶし」の写真&記事はコチラ(←ここから自己満モータースへ飛んで、開会式前まで読み進んでからまたこちらに戻ると自然につながるかと…めんどくさくてすいません)。

 

…いや〜楽しかった。と、こちらの記事ではタイムスリップしたような感じになってしまいましたが、美術館に戻ってきました↓

ちょっと予定より1時間ほど早めに着いてしまいましたが、全然問題なし。

さてこれより仕事モードに切り替えて、開会式に出席です。

まぁ出席つっても後ろの方の席にでも座って見てればいいんだろな〜と気楽に考えてたら応接室に案内され、中にはキレイなスーツを着た真面目そうな人たちが何人もいらっしゃる。

そこで急遽名刺交換会が開催され、ぼくは慌てて車に戻って名刺を持ってきて皆様と交換。

するとこの方々は美術館の館長さんを始めに、読売新聞や静岡のTV局や静岡県の偉い方々でして、作家はぼく一人。

しかも設営のことしか考えてなかったから、身なりはスーパーに買い物行く時と同じく、20年以上愛用してる古着パーカーにユニクロストレッチデニム、靴はこれまたボロボロのコンバースというルンペン仕様(笑)。

ワンフェスや人・形展でも「あ〜オレ浮いてんな〜」と思うことは度々ありますが、この時ほど自分が浮いてると感じたことは過去例を見ません。浮きすぎて成層圏まで到達しそうな気がしました。

非常〜に恐縮してカチコチな状態で革張りのソファーに座っていると、あれよあれよと言う間に開会式が始まるお時間に。

会場はエントランスの広い場所で、TV局のカメラはもちろん、大勢のお客さんまでお集まりのようで、緊張度は赤丸急上昇。

まぁ高校の文化祭でモヒカンにしてスラッシュメタルのボーカルやらされた時ほどの緊張ではなかったけども(笑)お客さんとTVカメラの方はマトモに見れませんでした。

 

ぼくを含めた来賓の方々の紹介(TV局の女子アナさんが司会で余計緊張)が終わり、館長さんのご挨拶。

館長さんは、学芸員さんから聞いたところによると、ぼくの父より4つ年下の83歳(だったと思う)というご高齢でしたが、シュッとした細身のスタイルで、見るからに頭が良さそうな、品がある風格を漂わせた方でした。

んで、この館長さんが挨拶トークの中でぼくのフィギュア(あかねちゃんとアヒルちゃん)をべた褒めしてくださいまして、嬉しいやら照れくさいやら恥ずかしい(身なりが)やらで映像的な記憶がもうすでにおぼろげになっております。

どうも館長さんはあかねちゃんを前回の美少女の美術史展で見てから大いにお気に召されたようで「あれは買うとしたらいくらくらいで売ってくれるのかな?」とか「〇〇(歴史的な大御所作家)の彫像より面白い」とか、歯に衣着せぬ発言も飛び出したりして、昭和ヒトケタ世代にしては意外にも柔軟で気さくな人柄であることがよ〜くわかる、非常に面白いご挨拶でした。

その後はぼくをお誘いくださった学芸員さん(この展覧会の企画もこの人)のご挨拶、最後にテープカットとなり、さらに緊張度を高める所に立たされてチョキンなんてやって無事式典は終了。

 

その後は来賓もお客さんもみんなで展覧会を鑑賞、という感じでワラワラと館内は賑やかになります↓

そこでも何人かのお客さんからいろいろ質問されたり絶賛されたりして、ワンフェスのお客さんとの会話のような楽しさがありました(皆様本当にありがとうございます)。

もちろん館長さんも見回っておられたのでちょいちょいお話しましたが、しきりにぼくの作品群を褒めてくださいました。

しかも館長さんはRSH ver.1.1を見て「クラスで4〜5番目くらいの可愛い子だね」みたいなことをおっしゃってて「うわ、この人ホントわかってる!」と驚いた記憶があります。

世代を超えてこういう感覚が伝わるのは本当に楽しいし嬉しい。

褒められて伸びるタイプのぼくとしては、この日だけで1年分は伸びたんじゃないかと思うくらいでした。

それからしばらくして、お客さんも全員帰った後、先のご挨拶をしてた学芸員さんが館内の他の展示も全部案内してくださいました。

閉館時間まで貸し切りみたいになった館内を見回るなんて至極贅沢!こんな美大も出てないような変態野郎には身に余る光栄でございました。

その道中、売店のおばちゃんから「館長さんがあかねちゃん欲しがってましたよ」みたいなこと言われまして、どうやら事ある毎に欲しい欲しい言いまわってらしたようで「そんなに欲しかったんだ…」と思わず笑ってしまいました。

こりゃあかねちゃん新たに複製するしかないな(笑)。

 

美術館を出るともうあたりは日が暮れてまして、学芸員さんに別れを告げて車に乗り込み帰路につきます。

帰り道は交通量の少ない山道つないで、夜間撮影しながらノンビリ帰ろうかと思ってましたが、ずっと雨が降ってる状態だったので数枚しか撮りませんでした。

※例によってその写真は自己満モータースにて掲載してありますんで、ここからまた「自己満モータース」へ飛んで読むといい感じにつながるかと(笑)。

 

こちらの記事はこれにておしま…いや、お知らせ忘れてた。

もう過ぎちゃいましたが11月15日から、来年2017年1月9日まで、静岡県立美術館にて「再発見!ニッポンの立体」展が開催されております。

気さくで明るい館長さんもこの美術館の見どころかもしれません(笑)。

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