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<< 1/6ヘッド 第5話「塗装見本完成」 | main | 結局ポリパテ >>
2014.09.14 Sunday

RSH-A2

前回1/6ヘッドの原型が3個ほど出来上がりまして、夏休み明けに以前お世話になったオビツさんの中の人にメールしました。
「今後のラインナップも含めて社内で検討いたしますので、しばらくお待ちいただけますでしょうか」とのことです。
商品化したら嬉しいな〜と思ったんだけど、オビツさんのサイト見たら「当社では、一般のお客様より商品アイデアなどのご提案は受け付けておりません」って書いてあった…持ち込みはダメかな?

というわけで1/6ヘッドのことはオビツさんの判断に委ねまして、早速次のお仕事にとりかかります。
アルテトキオさんの新しいヘッドです。ありがたいことに2個連続でご依頼いただきました。
ちょうど大金が必要になった(もちろんバイク)ので実にナイスなタイミングです。
ホントは1/6ヘッド終ったら1/6オリジナルフィギュアの新作始めようと思ってましたが、背に腹は変えられません。
でも1発目のヘッドで作った型があるからすぐできるっしょ〜と始めましたが、意外と手間のかかり具合は変わらないもんすね…。

ベースはもちろん前回のRSH-A1を使います(ちなみにA1のAはアルテトキオの頭文字なので、これから作るヘッドはA2となります)↓

1:レジン製塗装見本を作るにあたって必要になったポリパテ複製品をそのまま保管してあったので、これをいじくりまわします。
2:RSH-A1が完成した後から、その前作のRSHも含めて「アゴのボリュームがもうちょい華奢な感じだったらよかったな〜」と思えてきてたので、アゴを削るラインを鉛筆で書きました。
3:デカい金ヤスリで削りまくりましたが、思いの外シェイプアップした感が出ないので、アゴ部分を切断&再接着して形を変えます。これはその切断ラインを書いたところ。

大胆に切断、そして再接着↓

電動工具さまさまです。真夏の風通しの悪い部屋で手動ノコなんてしてたら、力石徹並みの減量ができそうな気がします(やるべきか?)。
接着したポリパテが硬化したら整形↓

なかなかいい感じのアゴになりました。
と、ここで「そういや顔の造形はクレイでやった方が絶対いいよな」と思い出して、このポリパテ原型はとりあえず一時停止。
なぜクレイの方がいいのかというと、ポリパテのように盛った後に硬化するのを待たなくていいので、かなりの時間節約になるのです。
仕上げ直前の段階までクレイで仕上げることができれば相当早く完成すると思うんですが、大抵仕上げのためにポリパテに置き換えた後であーだこーだとまた弄くっちゃう予感もなきにしもあらず。
でもポリパテだけでやるよりは確実に短時間でたくさんの造形ができる(試行錯誤できる)ので、悪い結果にはならないでしょう。

というわけで、そのクレイを使ってベースであるRSH-A1の顔の複製をします↓

1:クレイはたくさんあるんですが、RSHで使ったクレイ顔があったのでこれを溶かします。何度でも使えるっていいな〜。
2:クレイを容器に入れてコンロで加熱して液化したところで型に流し込んで裏型でフタして冷やして開けてみたら…全然量が足りないでやんの。
3:クレイをけっこう継ぎ足して再トライ。ヒビ入ったり表面ボコボコだったりですが、まぁ大まかな形ができてればOK。
4:ヒビやボコボコをスムージング。こういう作業もクレイなら楽々。

ここからが本題の造形です。
RSH-A1がベースとはいえ、似たような顔になるのは面白く無いし、そんなのは作りたくない。
目指すは前2作の反省点と勉強点を活かした、全く別人の可愛い顔。さあどーする↓

1:眠たい目なんてどうよ…煮詰めれば良さそうな気もするけど今回はやめとこう
2:切れ長の目ってやっぱ好きやねん
3:でも一重は売れなそうだから二重にしとくか…
4:とりあえず顔の方向性をハッキリさせたくなり、目はこの状態で置いといて、口の変更にとりかかります。手始めに下唇増量。

別人感を出すために、口の位置を変更↓

1:口をナイフで分断して若干下にズラして再接着。ポリパテだったらこれだけでかなりの時間を費やします。
2:切断ラインを埋めて整形。う〜んなんか不自然。
3:ほうれい線付近の肉付きを変更。
4:なんとなくマシになったかな?

もっとこう、明らかな別人顔にしたいんだよな〜↓

1:M字の口ではない口にトライしてみよう
2:あ〜やばいやばい、こうじゃないんだ…あれ?上手くいかんな…と、何度も試行錯誤するも惨敗の連続。
3:収集つかなくなってイチからやり直すべく全部くりぬいて…
4:顔を型にハメて、四角い穴に溶かしたクレイ流し込んでリキャスト。さぁ改めて造形だー。

リキャストでボコボコになった表面を滑らかに整形してリスタート↓

1:ポリパテパーツでやったアゴ造形は忘れて、クレイ独自にイメージングすべくアゴ造形をたまご型からホームベース型寄りに変更。
2:上唇の変更。今までのダックテール風ではなく、もっとエッジが丸くて鼻の下と唇の造形的境界があやふやな形を目指す。
3:鼻の下をボリュームアップ…あれ?なんかサルっぽいけど、そこは置いといて唇の造形を進めます。
※RSH-A1の唇は中国工場で開口加工すると思って半開きの口の穴を簡単に塞いでたのですが、意思疎通が上手く出来なかったのか口は閉じたまんま製品化されてしまったので、妙に上唇がブ厚い口になってしまいましたが、今回はちゃんと閉じた状態で作ります(何度も言うけどやっぱ国内工場でやって欲しいなぁ…)。
4:鼻の下とほうれい線周辺、そして下唇周辺の肉付きを調整してやっとマトモな顔になってきました。

鼻の別人化↓

1:小鼻位置を若干下げた感じに盛り。ちなみにここまでに鼻筋や目頭周辺の造形もチョイチョイ手を加えてます。
2:整形完了。おーなかなかサマになってきたぞ。

もうちょっとで上手くいきそうなのでアイを入れて確認↓

なんか少〜し引きつってる感があるな。

そういや目の造形がまだ煮詰めてなかった↓

1:目の造形時にはオリジナルアイ製作時に活躍した「握り玉」をセットしておきます。
2:ちょっとツリ目っぽいのが似合わない感じだったので少しタレ気味に変更。二重もRSH-A1とは違うタイプに。
3:鼻の下周辺と唇も微調整。
4:口がちょっと力み過ぎてる感じがしたので下唇周辺の肉付きを変更。

よっしゃ〜!けっこうすんなりいい感じになったぞ〜↓

今回のヘッドは145cm用とのご依頼だったのですが、この顔けっこう合うんじゃないかな〜という気がします。
口は結局M字タイプになりましたが、メリハリのあるタイプに変えたので過去のRSH2種とは全く違う感じになったかと思います。

今度はこのクレイ顔を仕上げるためにポリパテに置き換える工程です↓

1:アイは握り玉。なんか歌のタイトルみたいだな「愛は握り玉」意味不明。
2:裏側はこんな感じ。表型が硬化したら握り玉を除去して表面をキレイに整形します。
3:おでこから上は必要ないのでカット。シリコンとポリパテの節約になります。
4:クレイ原型できあがり〜。

面倒な型取り作業↓

1:クレイ原型を粘土に埋めて型枠を組みます。黄色いのはブロックのスキマにシリコンが染み込まないようにするためのマスキングテープ。
2:今回もジャンクシリコンで節約。古いシリコン型は表面が離型剤や汚れで接着力が落ちるので、あらかじめ全面を薄く剥いでおきます。
3:表型が硬化した後、底面にあった粘土と握り玉を除去した状態。あとはクレイの表面をなだらかに整形してからまた型取り。
4:ポリパテ置き換え型完成〜。クレイで造形するのは効率的ですが、やっぱりこの工程が面倒くさいっす。

完成した置き換え型にポリパテを詰めてポリパテ化完了↓

次はこのポリパテ顔を、冒頭でアゴ整形したヘッドに合体させるわけですが、今回はこれにておしまい。
コメント
とても可愛らしい(子ども用銀縁眼鏡をかけてみたいです)
私は眠たい目のお顔なんかも好きです
今月は人・形展に行きますよ〜
  • 福田
  • 2014.09.15 Monday 22:19
>福田様
こないだはお疲れ様でした。
子ども用メガネいいですね〜。
等身大だとメガネかけさせるとまた妙にリアリティがあるんすよ。
今度メガネかけた写真も撮ってみようかな。
  • 文鳥
  • 2014.09.16 Tuesday 16:46
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