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2014.08.06 Wednesday

1/6ヘッド 第4話「作業再開」

4月16日の記事を最後にその後の情報がぱったり途絶えた新型1/6ヘッドですが、約4ヶ月ぶりに作業再開です。
ブランクが空いたのは、展覧会やワンフェスや等身大ドールの仕事があったためです…ゲームで廃人になってた期間もあるけど…
ワンフェスも終わり、時間的ゆとりも多少増えたことに加え、ワンフェス行った後には毎回創作意欲が盛り上がるというわけで、そろそろ1/6の新作フィギュアでも作ろうと思ったと同時に「あそうだ1/6ヘッドが先だ」と思い出したので(忘れてたわけではない)新作フィギュアの前に1/6ヘッド3個を完成させることにしました。

前回は新型ヘッドの「2型」「3型」が納品可能状態まであと少し、4型がクレイ原型完成の段階でした。
まずは4型から。
クレイ原型を型取りしてからポリパテ化↓

ポリパテは超微細な切削が可能なので、仕上げ状態にするにはもってこいの素材です(盛り付けに硬化時間が必要なのが短所)。
他の作家さんはわかりませんが、ぼくはポリパテ無しでは仕上げることはできません。

ポリパテ化したヘッドはレジン製の塗装見本も作っておきたいので(ガレージキット化する場合も考えられるので)ドールアイを仕込めるように裏側も整形します。そのための後頭部切開↓

…まぁレジン化させないとしても、目周辺の仕上げ整形で目に穴があいてた方がやりやすいので結局毎回こうなるんですがね…。

後頭部を切開したら目の穴をあけます↓

表面からの穴あけと同時に目の裏側を、ドールアイが入るようにこの道具を使って整形↓

8mmボールカッターです。
長年使用してるので、もはや刃がすり減って切削能力ガタ落ち(バイク工作で金属にも使ったりしてるからかも)。
ちなみに普段作ってる1/6フィギュアは6mmボールですが、オビツさんからドールヘッド「21-03(文鳥ヘッド)」のご依頼を受けた時に「8mmアイを使いたい」とのことだったので、普段あまりデフォルメを強くかけない造形ばかりしていたぼくは「8mmなんてできるかな〜?」とちょっと不安でした。
そしていざやってみたらなかなかいいヘッドが出来上がりまして(自画自賛)それ以来1/6ドールは8mmで作ることにしてるんですが、文鳥ヘッドには6mmアイを使う方もいらして、それもなかなか魅力的(8mmより瞳が小さくなる=目線強調効果があるってことかな?)。
作った本人だけど6mm使うなんて全然思いつきませんでした。
ホントは同じ眼球サイズでも瞳の大きさや透明部分の厚みが違う、いろんなタイプのアイがあればいいんすけどね〜。

目の裏にボールカッターで球状のくぼみを作ったら、切削面をキレイに整形(気泡が出てくる場合もあるので)しつつ、正確な位置にアイが来るようにするためにポリパテを盛って離型剤を塗った8mmBB弾を位置調整しながらセットしてアイホールを作ります↓

BB弾の後ろに刺さっているアルミ棒は位置を微調整しやすくするためのツマミです。

ポリパテが硬化したら目の穴を整形↓

なんとな〜く目の周りの色が変色してるのは、切削能力ガタ落ちのボールカッターで強引に削ったため、摩擦熱で変質してしまったためと思われます。スゲー時間かかりました(新しいボールカッター買っとかないとな…)。

顔の裏を滑らかに整形したら後頭部との接続面も作り、離型剤を使って後頭部パーツにピッタリ合う接続面を作ります↓

こういう形状の離型が実はけっこう大変で、離型剤が塗ってあるとはいえその接着力はかなり強力で、小さい上に掴みどころの少ない形状だと全然力が入らず、何度もドライヤーで加熱して微妙に歪めたりハンマーで軽く叩いたりしてなんとか綺麗に剥がせました(今思いついたけど、それほど綺麗でなくても大丈夫な後頭部パーツに穴開けて引っ張りゃよかった気がする)。
この後、後頭部パーツもバリや鋭い部分を削る等、キレイに整形。

ここまでが4月の作業。
ここから仕事やらゲームやらでブランクが空いて、ついこの前のワンフェスを経て作業再開。
改めて4型ヘッドを見るともはや恒例のような左右非対称(許容範囲を超えたレベル)を発見したので修正↓

1:左目の下あたりがちょっとボコついてたのと、下唇形状のボリュームを極わずかに増量。
2:右目の形状が下がりすぎてたように見えたので修正。

そして次にレジン化のための型取りのためのサフ処理↓

この場合のサフ処理は塗装の食付き向上のための下塗りではなく、微細な凸凹を消すためのものです。
なので、サフ塗装後に「軽い力で」塗膜がなくなる寸前あたりまで研磨すると写真1のように微細な凹み部分には塗料が残り、凸部分の塗料はなくなる状態になります。
これを何度か繰り返すと凸凹の少ない表面になるわけですが(写真2が完成状態)人の顔は微細な凹凸が必要な部分もありまして、そんな場合はその形状に合った研磨をしないと、せっかく作った微細な3次元曲面も無駄になってしまうので要注意です。
でも大体、無駄な凸凹はなだらかな部分(おでことか頬等)に出やすく、重要な3次元曲面を作った部分は繊細に切削してるので、ほとんどサフ研磨処理しなくても大丈夫なくらいの出来だったりすることが多いです。
とはいえ無駄な凸凹が無くても、結局ヤスリ跡を消したり表面の質感を表現するのに必要となるので、面倒くさいけどサフ処理は必須の仕上げ作業です。

サフ処理ということで、4月に完成間近だった2型、3型ヘッドも同時に処理しちゃいます↓

2型(写真1)はレジン化させてませんが、面倒なのでこのまま納品します(この前段階での型取りはしてある)。
しかし、2型は目の穴が非常に狭いけどソフビ化できるかな?まぁ持ち込んだ時にでも聞いてみよう。
3型は塗装見本も作ったけど…なんかナマイキな顔というか、ヤンチャな顔というか、想定してたイメージとは違う出来になったな…カスタマーの皆様、製品化の暁には皆様の力でぜひ可愛くしてやってください(製品化されるかわからんけど)。

んで、4型ヘッドは現在レジン化のための型取り中↓

今ブログ書いてて思いましたが、せっかく修正した右目もまだ非対称だったことに気が付きました…レジン化終ったら再修正しとこうか…。

そして、日々の作業が終わった後に次の1/6フィギュアのネタとなる絵を描いてました。
次回作は前回の記事にあるように、ちょいエロスな感じでいこうかと思いますが、ワンフェスの成人限定ブースにならないように抑えつつ…って描いてみたらこんな感じになりました↓

ポージングがネコっぽくなったので、首に鈴つけたらちょっとアホ過ぎる衣装になったような…もうちょい考えなおした方がいいかな…。
どちらにしても、前回のプチエロ作であるイヴはポージングが寝姿だったので、設置する部分の造形がもったいない(ある程度平らにしなきゃならない)ってのと、展示スペース的に自由度が低かったのがいろいろ不便だったので、今回は立ち姿でいこうと思います。
あと、イヴやビキニンジャシリーズ(ひかりあずさつばめ)で使用したヒモビキニは組み立てが面倒なので異素材ヒモパーツを使わずに、なんとか「露骨じゃないけど、かなりエロス」を表現できたらいいなぁと思います。
コメント
訂正。
「オビツさんからドールヘッド「21-03(文鳥ヘッド)」のご依頼を受けた時に「8mmアイを使いたい」とのことだったので」の部分ですが、今文鳥ヘッドのページ見たら自分で8mmに決定したって書いてあった…も〜いよいよダメだなこの脳みそ。記憶領域改良熱望。
  • 文鳥
  • 2014.08.07 Thursday 01:42
Bunkamuraギャラリーの件ですが8月10日(日曜日)にお伺いしますね。
いつもbbs楽しく読んでいます。
6分の1ヘッド、頑張ってください。
  • 福田
  • 2014.08.07 Thursday 21:53
>福田様
了解しました。
では日曜日の15時くらいから17時くらいまで会場ウロウロしときます(笑)。
  • 文鳥
  • 2014.08.07 Thursday 22:46
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